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ホヤの塩辛

  • 2020年6月15日

東京では珍しく生きの良さそうなホヤを見つけましたので、『ホヤの塩辛』を作ってみました。ホヤはランプのシェード(火屋:ほや)に形が似ている等の伝えがあります。またその形から海のパイナップルとも呼ばれています。
ホヤは宮城ではよく食べられていますが、関東ではその臭みのせいであまり食べられて居ないようです。ホヤは鮮度が悪いとアンモニア臭というか臭みが出ます。身がパンパンになっているのが鮮度の良い証拠です。最近は流通が良くなり鮮度の良いホヤが東京のスーパーでも手に入るようになりました。

ホヤには2つの突起があります。一つは+(プラス)でもう1つはー(マイナス)です。プラスの方の突起をキッチンハサミで切ると中から水が出てきます。

この水がホヤを美味しく食べるコツですのでボールに取っておきます。ホヤの身をこの水で洗うと美味しくできます(水道水で洗うと身が白っぽくなり美味しく無く見えます。)

切った突起からキッチンハサミで殻を切っていきます。中の身を傷つけないようにします。パイナップルみたいな身を半分に切ると上の写真の様になります。肝臓を好きな人もいますが苦みがあるし見た目も悪いので取り除きます。黒い糸状の排泄物(うんち)もしごいて取り除きます。

肝臓等を取り除いた身を先ほどの水で洗います。
刺身で食べる際は、この身を短冊状に切ってワサビ醤油で食べます。
ホヤ酢はこの身を短冊状に切って三杯酢で食べますが、今回は塩辛にします。

ホヤの身を短冊状に切ってガラスの容器に入れ、日本酒(3~5ml)と塩(適量)を振っておきます。舐めてちょっと塩辛いくらいで良いと思います。半日ぐらいでホヤから水分が出て食べ頃になります。

食べる時にはホヤの塩辛にキュウリを薄くスライスして添えます。塩辛がちょっと塩辛いくらいがキュウリと合って美味しいと思います。新鮮なホヤは臭みがなく磯の香りがあって、特に日本酒との相性が最高です。新鮮なホヤを見つけたら是非試してみて下さい。