• ゴルフ、宿泊ゴルフ、食べ歩き、簡単クッキング
   

はらこ飯

  • 2019年10月13日

スーパーで生の秋サケとイクラを売っていたので『はらこ飯』を作ってみました。『はらこ』はサケの子どもでお腹から出てくるので『はらこ』と呼ばれていたと母親から聞きました。筋子や鱈子と同じような語源なのかも知れません。
普通の「イクラご飯」は白いご飯にイクラやサケの切り身がのりますが『はらこ飯』はサケを似た出汁でご飯を炊き、サケをほぐしてご飯に混ぜるのでご飯の色は茶色になります。東日本大震災前に宮城県亘理の漁港のはらこ飯の有名なお寿司屋さんで食べた時には同じ様にご飯に炊き込んでいました。もっともイクラの量は全く違いご飯が見えない程でした(笑)。

材料(4人前)

<生サケを煮る>
生サケの切り身……2切れ
ショウガ……1片
醤油……大さじ1(15ml)
日本酒……小さじ1(5ml)
カツオだし……3g
<イクラの醤油漬け>
イクラ……200g
醤油……小さじ2(10ml)
日本酒……小さじ1(5ml)
<ご飯を炊く>
コメ……2合
コンブ……1片

作り方

<A 生サケを煮る>
1 ショウガをスライスする。
2 鍋に水100mlを入れ火にかける。
3 2が沸騰したらスライスしたショウガ、醤油、日本酒、かつおだし、生サケを入れる。
4 少し煮汁が煮詰まってきたくらい(4~5分)で火を止めて冷ましておく
<B ご飯を炊く>
1 おコメ2合を炊飯器のお釜に入れ、おコメを洗う
2 Aの煮汁に水を加えて水加減を調節する
3 だし昆布とAのサケを加える(ショウガのスライスは入れません)

炊飯器にセットした状態:おコメにだし昆布とA(煮たサケと煮汁)を加えています

<イクラの醤油漬け>
1 イクラに日本酒と醤油を加える
1晩くらい寝かせるとイクラが醤油を吸ってパンパンになって美味しいです。

漬けて4時間くらいのイクラ

ご飯が炊きあがったらだし昆布を取り除き、サケの皮を外してサケの身をほぐしながらご飯に混ぜます。サケの身をほぐしてご飯に均等に混ざったらイクラをのせて乗せて戴きます。イクラはタップリ乗せると美味しいです。一度煮たサケを加えてご飯を炊き上げているのでサケがホクホクしていて美味しいです。ご飯自体に味が付いているのでイクラとの相性もばっちりです。1番寝かしたイクラはパンパンに膨れて口の中ではじける食感が何とも言えません。

炊き上がって炊飯器のふたを開けたところ

秋の生サケの出回るこの時期しか食べることのできない『はらこ飯』です。ぜひお試し下さい。