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仙台雑煮

  • 2020年1月9日

仙台のお正月のお雑煮を作りました。仙台雑煮の特徴はハゼで出汁を取る事とひき菜(大根とニンジン)を始め具が多いことだと思います。ハゼの出汁は仙台近郊ではハゼが良く釣れるので焼いて干したものから出汁を取ったのだと思います。九州地方の「あごだし(飛び魚からとった出汁)」と同じ発想だと思います。最近は焼ハゼはあまり出回っていないので、かつおとコンブの出汁で済ませていたのですが、今回は入手できた焼ハゼで作ってみました。

材料(4人分)

1 焼ハゼ(今回は15㎝くらいのを2匹)
2 大根(1/2本)
3 人参(中くらいのを1本)
4 牛蒡(30cmくらい)
5 ずいき(「芋がら」とも言い、サトイモの茎を干したもの 20cmくらい)
6 シラタキ(1袋)
7 凍み豆腐(豆腐を凍らせたもの。高野豆腐に似ています。)
8 セリ(適量)
9 ナルト巻き(カマボコ)
10 イクラ(適量)
11 切りモチ(適量)
12 醤油(適量)
13 日本酒(適量)
14 みりん(適量)

作り方

<下準備(前日)>
1 大根、ニンジン、ゴボウを千切り、ゴボウはささがきにして「ひき菜」を作る

千切りの大根と人参、ささがきの牛蒡

2 1のひき菜を茹でる
3 2の茹でたひき菜を冷凍する

<下準備(前夜)>
1 鍋に水(500~600ml)を張り、焼ハゼを(出汁を取るために)浸けておく
2 焼ハゼとは別にずいきを水に浸けておく
3 凍み豆腐を水に浸けておく

<食べる日の朝>
1 ひき菜(大根、ニンジン、ゴボウ)を解凍する

凍ったひき菜を水で解凍しています

2 焼ハゼを浸けていた鍋から焼ハゼを取り出し火にかける
3 水で戻したずいきを1~2㎝の長さに切る
4 水で戻した凍み豆腐を5mm角くらいの拍子木切りにする
5 火にかけていた鍋に、解凍したひき菜、3のずいき、4の凍み豆腐、シラタキを加え醤油、料理酒、みりんで味を整える。
6 切り餅を焼く
7 モチが焼けたら椀に入れ、5の具材を加える
8 薬味のセリ、ナルト巻き、イクラをトッピングする

出来上がった仙台雑煮です。イクラは時間が経つとたんぱく質が固まってしまいますので早めに食べて下さい。あっさりした出汁ですので、何杯でもいけると思います。